1月26日(木)、観光学研究所主催の『キャリアデザイン＠観光セミナー「観光･ホスピタリティー産業で輝く人材となるために ─ 外見と内面からの自分磨き ─」』が開催されました。

当日は、一億総活躍社会で観光立国を目指す日本の観光産業を支える人材育成に際し、観光サービス産業で働く人たちのモチベーションアップのための自分磨きの方法について、一般社団法人シャインケア コンシェルジュの代表理事 遠藤 瑞穂 様に講義をしていただきました。
遠藤様は40年にわたり、大手化粧品メーカーでエグゼクティブマネージャーとしてビジョン達成の戦略を構築し、人材育成、教育、マネージメントに従事してこられました。現在は神戸女子短期大学、昭和女子大学で非常勤講師として「メイクアップ論」「メイクアップ演習」「ビューティー心理学」「食と美肌健康」を担当しておられます。

「メイクを変えれば気持ちも変えられる」という心理学の側面に焦点を当てて外見と内面の磨き方について解説していただきました。

人々の印象は、外見からの情報の影響を受けるというコミュニケーションに関する理論に触れたうえで、装い･メイクアップ･表情の豊かさという様々な行動の中に現れる心の働きについて印象管理･印象分析というキーワードから進められました。

講義では、社会心理学の理論をもとに「個人評価」･「他人評価」･「ファッション知識」などが、外見の装いを整えることとどのように関連づくのかを説明していただきました。さらに、本学の職員をモデルとして解説を交えながらメイクアップを実演していただき、好印象がさらにアップして美しく変身していく姿に周囲から歓声があがりました。
自分の骨格やパーツバランス、色彩について知ることから始まり、それに合わせて化粧品選びや化粧方法を工夫すれば、元気がない時でも周囲に与える印象は変わり、何よりも自分自身が元気になるということを実感することができました。

講義終了後、受講者が遠藤先生を囲みメイクアップのヒントなどのアドバイスをいただくなど話が尽きることはありませんでした。