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日本高等教育評価機構 認証評価「不適合」に関する本学の見解と今後の対応について
2021年3月25日
大阪観光大学 学長 伊藤鉄也
国公私立すべての大学は、7年以内に1回、文部科学大臣の認証を受けた評価機関(認証評価機関)による第三者評価(認証評価)を受けなければならないと定められています。
本学は、2017年(平成29年)度に当該認証評価機関である公益財団法人日本高等教育評価機構(https://www.jihee.or.jp/top/)の審査を受けていましたところ、今般、同評価機構から、「2017年(平成29年)度認証評価結果を不適合とする」との認定の通知を受けました。その具体的な理由は、平成29年6月から7月にかけて、本学を運営する学校法人明浄学院(以下「学校法人」といいます。)の当時の理事長が、適切な手続をとることなく、学校法人から金21億円を出金して横領するなどの不祥事を起こしたことによるものです。
本学としましては、認証評価機関から「不適合」の評価を受けたことを真摯に受けとめており、改めて本学として改善に務めてまいります。
一方で、不適合の評価を受けたのは、上記のとおり、平成29年当時の理事長による不祥事が理由とされています。
当時の理事長は令和元年6月に理事長を退任し、その後業務上横領罪によって逮捕されています。また、平成29年当時の理事会を構成する理事や当時の本学学長は既に全員が退任しており、現在は学校法人や本学の運営には全く関与していません。
学校法人は、令和2年3月から民事再生手続に入り、管財人によって再生が進められてきました。そして、管財人の下で経営陣を刷新し、内部統制機能の強化、ガバナンスの再構築及びコンプライアンス推進体制の強化などにより、現在は学校法人及び大学の管理運営・教育研究は適正に行われています。 さらに、令和2年8月には本学の支援者も決まり、支援者から資金的な支援を受けておりますので、学校法人及び本学の運営は財政的にも安定しています。
認証評価につきましては、学校法人及び大学の新生・再建のための諸施策を継続することにより、次回認証評価受審時には「適合」の評価をいただけるよう、教職員一丸となって努力してまいります。
学内外の関係者の皆様におかれましては、引き続きのご理解と一層のご支援・ご厚情を賜りますよう、謹んでお願い申し上げます。