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『「関空」を軸とする地域振興・観光振興研究懇談会』を開催しました
6月17日(土)、『「関空」を軸とする地域振興・観光振興研究懇談会』を発足し、第一回目の研究懇談会を開催しました。
この懇談会には地元泉佐野市・千代松大耕市長、熊取町・藤原敏司町長をはじめとする行政関係者、
関西観光本部、KIX泉州ツーリズムビューローなど観光振興をリードする団体、新関西国際空港株式会社、
関西エアポート株式会社、ANA、Kスカイ、Peachなど関空関連企業が参加しました。
研究懇談会では、本学・山本健慈理事長が趣旨(下記趣意書参照)を述べた後、一般財団法人関西観光本部・
野村昌彦事務局次長が「関西エリア」「関空エリア」の振興と国際空港をテーマに講演しました。また、本学・小野田金司教授が観光をめぐる現状と課題、について「ポストコロナ時代に求められる観光人材~関西空港エリアの観光の方向性をリカレントから考える~」をテーマに、本学の実践を交え報告しました。
この後、関空を軸とし、産官学一体・横断的に強みの形成、課題などについて意見交換の場を持ちました。
趣意書は以下の通りです。
「関空」を軸とする地域振興・観光振興研究懇談会趣意書
大阪観光大学は、南に高野・熊野、北には京都、奈良という古都を望み、また関西国際空港に隣接するという場に位置し、2000年設立以来、先端的観光学研究を基礎に、未来社会を見据えた次世代型観光教育を実現することにより、観光の高度化・多様化を通じて、社会の持続的な進歩に主体的に貢献できる世界市民・観光人材を養成することを目指してまいりました。本年3月には、世界に通用するグローバル人材を育成するため、国連世界観光機関(UNWTO)が実施する観光教育、研究、訓練プログラムの質向上を目的とした認証(「TedQual」23年3月18日)をうけ、今後いっそう観光人材の養成とともに、地域の振興、とくに観光事業の振興に寄与したいと考えております。
一方関西国際空港は、1994年9月に開港し、来年には開港30周年を迎えようとしています。とくに近年、インバウンド観光の広がりのなかで、LCC(格安航空会社)の台頭などを受け日本の観光の玄関口として存在感を高めてきました。
この数年は、新型コロナ感染症によって、大きな停滞を余儀なくされましたが、ウィズコロナ・ポストコロナにおいては、また、大阪関西万博も控える中にあって、さらなる役割を果たして行くことでしょう。とくに周辺地域・自治体にとっては、地域振興を考える上での大きな期待が寄せられています。
大阪観光大学は、日本ではじめて大学名に「観光」を冠した大学であり、また関西国際空港に隣接して立地することから、関西空港に期待を寄せる各界の方々とともに地域振興および観光振興への様々な政策や事業・施策が生まれることを目指した意見交換の場をもちたいと考え、上記「研究懇談会」を設置する呼びかけをすることになりました。
この「研究懇談会」は、当面、来年開港30周年にむけて数回の懇談会を重ね、来年9月には、開港記念シンポジウムを企画したいと考えております。
以上の趣旨で、第1回を以下のように開催したいと思いますので、ご参加くださるようお願いしたします。
2023年 4月 18日
学校法人大阪観光大学 理事長 山本 健慈
大阪観光大学 学 長 山田 良治
関連記事:「大阪観光大、産官学で研究懇談会発足 関空30周年視野 観光振興策探る」
/ 観光経済新聞(2023年6月29日付)