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「観光未来LOCO 二地域居住推進セミナー」開催報告
  ― 和歌山の観光の未来を考える ―

2025年7月12日(土)、和歌山市のフォルテ3階多目的ホールにて、「観光未来LOCO二地域居住推進セミナー『和歌山の観光の未来を考える』」が開催されました。主催は株式会社和み、株式会社百戦錬磨、大阪観光大学、観光立国プラットフォーム、日本ファームステイ協会、和歌山県、和歌山市で構成される「二地域居住推進等空家再生和歌山モデル事業検討会」です。定員50名のところ、地域住民、自治体関係者、観光事業者、教育関係者など76名が参加し、大盛況となりました。
セミナーは、都市と地方の二拠点生活という新しいライフスタイル「二地域居住」の推進に関する国の政策や地域での実践例を共有し、和歌山における観光と居住の可能性を多角的に考える貴重な機会となりました。
はじめに、国土交通省より酒井達朗氏(国土政策局地方振興課二地域居住推進室)が登壇し、二地域居住推進に向けた国の取り組みや制度の最新動向について、非常にわかりやすく解説をいただきました。参加した行政関係者からは「親切で丁寧な説明に安心感を得られた」との声が聞かれました。
続いてのパネルディスカッションでは、本学特任教授の小野田金司が進行を務め、空き家再生、観光ファンド、建築デザイン、地域起業支援など多分野の専門家が登壇しました。中でも、株式会社百戦錬磨の上山康博氏からは、イタリアの「アルベルゴ・ディフーゾ(分散型ホテル)」の先進事例が紹介され、参加者からは「空き家活用の具体的なイメージが持てた」といった反響が寄せられました。
また、日本橋くるみ行政書士事務所の石井くるみ氏による講演では、地域ファンドによる資金調達の仕組みが解説され、観光事業者からは「再生資金の多様な可能性を知ることができた」との感想が聞かれました。
酒井達朗 氏(国土政策局地方振興課二地域居住推進室)
小野田金司 特任教授

上山康博 氏(株式会社百戦錬磨)
石井くるみ 氏(日本橋くるみ行政書士事務所)

本セミナーを通して、和歌山における「観光×居住」の新たな可能性が広がるとともに、自治体や事業者、市民が一体となって取り組む必要性が再確認されました。今後の展開に向けて、和歌山県と包括提携協定を締結している大阪観光大学としても引き続き、地域に根ざした観光人材の育成と実践的な支援を進めてまいります。
セミナー内容のアーカイブは後日ロカル和歌山にアップする予定です。
https://rokaru.jp/matome/145822/← リンク
※この事業は国土交通省「二地域居住先導的プロジェクト実装事業」に採択され展開しています。次回のセミナーは10月17日を予定しています。
< 発信元 > 特務プロジェクト室