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高大連携
【高大連携】「音楽で多文化交流:ベトナム子守唄合唱・合奏」大阪府立日根野高等学校との連携授業を実施
5月のさわやかな日差しのもと、大阪観光大学の学生と日根野高校の生徒の皆さん46人が大学のホールに集い、元気いっぱい、音楽づくりを通じたユニークな多文化交流を楽しみました。


「音楽で多文化交流」をテーマに行なった今回の高大合同授業では、国際色豊かな本学の、多くのベトナム出身留学生の協力のもと、ベトナムの子守唄「Cò Lả(コウノトリ)」を全員で合唱・合奏しました。合唱・合奏は指揮者なしで行い、主体的で深い交流を生み出す「室内楽」のスタイルを採用しました。
参加したのは、大阪観光大学の「アートとコミュニティ」について考える「調査研究2・3(速水クラス)」履修2・3年生と、日根野高校「選択|音楽」履修3年生クラス(宮本佳奈先生)で、音楽の高大連携としては本学初です。参加大学生の出身国は日本・中国・ベトナムでした。
大阪観光大学では、本学の特長である幅広いリベラルアーツ教育の一環として、音楽を含む芸術関連の授業がカリキュラムに含まれています。このカリキュラムを生かし、音楽を通じて地元のみなさんと知り合い、交流する方法を探求しています。
本学の学外での音楽活動は今年1月、地元熊取町文化ホール「キテーネホール」で開催した第1回「音楽で『旅』するコンサート」ではじまりました。本学学生の様々なアジア圏出身地の音楽をその地域出身の学生自ら工夫を凝らして発表し、観客の皆さんにこれらの地域の音楽を通じて各地を「旅」してもらう、というコンセプトです。まさに「音楽で多文化交流」を目指した試みです。
この試みを、コンサートホールだけでなく、地域でもっと広げていきたい、という思いがあります。その活動の一環として、今回の合同授業が実現しました。
「旅するコンサート」は今年度シリーズ化し、その第2回が7月2日(水)夕方(18時半開演、キテーネホールにて)に開かれます。今回も様々な出身地の演者が登場する「音楽で旅する」コンサートですが、第1回とは違い、アメリカからプロのゲストアーティスト(ヴァイオリン奏者のドーン・ウォン准教授(ウィスコンシン州立大学))を迎えます。さらに、コンサートの副題を「子守唄」とし、インド、アメリカ、日本(和歌山)、ベトナムの子守唄を通じた「音楽の旅」となっています。
今回、日根野高校との合同授業で「Cò Lả(コウノトリ)」を合唱・合奏しましたが、その様子も7月2日の「旅するコンサート」の一部として舞台上で上映予定です。
これからも音楽を一緒に楽しむことで多文化交流の輪を広げ、深めていきたいと思います。
今回は、日根野高校の宮本先生はじめ、選択音楽クラスの生徒の皆さん、ありがとうございました。
<発信元> 観光学部