Tourism passport web magazine

学校法人 大阪観光大学

〒590-0493
大阪府泉南郡熊取町
大久保南5-3-1

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大阪観光大の学生や教員が運営する WEBマガジン「passport」

Osaka University of Tourism’s
Web magazine”passport”

「passport(パスポート)」は、観光や外国語、国際ニュースなどをテーマに、 大阪観光大学がお届けするWEBマガジンです。
記事を書いているのは大阪観光大学の現役の教授や学生たち。 大学の情報はもちろん、観光業界や外国語に興味のある方にも楽しんでいただける記事を定期的に公開していきます。

地域連携実践Ⅰ | 熊取産ブルーベリーを使った商品開発(グミ作り)プロジェクト【その5】 グミ作り①

「地域連携実践Ⅰ」のプロジェクトの一つとして、23名の学生が熊取産ブルーベリーを使った商品開発に取り組みます。プロジェクトでは、生産の現場に足を運びながら、企画から製造、販売までのステップを通して、農業の六次産業化や地域の産業振興・観光振興について実践的に学びます。

5月26日は第1回目の商品開発実習(グミ作り)を行いました。会場には、この春にリニューアルオープンしたばかりの熊取町公民館 料理教室をお借りしました。前回決めたグループに分かれて、まずは基本のグミの作り方を確認しつつ、完成像をイメージしながら、材料や手順をアレンジしていきます。

大人向けグミを考案したグループは、ブルーベリージャムにカシスシロップやリンゴのお酒を加えたグミを試作しましたが、ゼラチンが少なかったためか、冷蔵庫で固めた後のグミをシリコン型からきれいに取り出すことができませんでした。

機能性グミを考案したグループは、ブルーベリーのかたちをした、甘さ控えめで噛み応えがあるグミを試作しました。初めてにしては味も見た目もまずまずの出来栄えとなりました。ただ、硬さが物足りず、次回はペクチンに代えてゼラチンで試作してみることにしました。

変わり種グミを考案したグループは、グループのメンバーから出されたグミに琥珀糖をまとわせるというアイデアを試してみることにしました。グミの作り方の他に、琥珀糖の作り方を確認したうえで挑戦しましたが、冷え固まったグミに琥珀糖をかけると琥珀糖の熱でグミが溶けてしまい、上手く成形することができませんでした。琥珀糖のまとわせ方が課題となりました。

かわいいグミを考案したグループは、まずは初めて挑戦するグミ作りの手順を確認しつつ作業を行いました。グミは出来上がったものの、”かわいさ”や”熊取らしさ”は十分に反映することができませんでした。

手順は簡単と思っていたグミ作りですが、実際にやってみると、ゼラチンの分量が難しかったり、美味しく味わうためにはほどよい大きさや硬さがあるといったことが分かりました。また、滑らかな口当たりにするためにはブルーベリージャムを濾すひと手間も大切だということが分かりました。各グループ気づきや反省点を記録し、第1回目の試作を終えました。





※「地域連携実習Ⅰ」とは:
「生きぬく力(観光職業力)養成科目」のうち「社会連携科目」の一つとして、地域と連携して課題解決に取り組む授業です。2年生の必修科目となっており、学生は複数のプロジェクトの中から関心があるプロジェクトを選択して履修します。

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