Tourism passport web magazine

学校法人明浄大学 大阪観光大学

〒590-0493
大阪府泉南郡熊取町
大久保南5-3-1

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大阪観光大の学生や教員が運営する WEBマガジン「passport」

Osaka University of Tourism’s
Web magazine”passport”

「passport(パスポート)」は、観光や外国語、国際ニュースなどをテーマに、 大阪観光大学がお届けするWEBマガジンです。
記事を書いているのは大阪観光大学の現役の教授や学生たち。 大学の情報はもちろん、観光業界や外国語に興味のある方にも楽しんでいただける記事を定期的に公開していきます。

平成31年度入学式 式辞

ウェブマガジン「passport」では、本学の教員が持ち回りで担当分野にまつわるコラムや参加してきたイベント等のレポートなどを掲載しています。
2019年度最初の「passport」は、平成31年度入学式で 赤木 攻 学長が読み上げた式辞の全文を掲載します。

式 辞

本日、大阪観光大学に入学された新入生の皆さん、おめでとうございます。大学を代表して心からお祝い申し上げます。
また、保護者の方をはじめ、関係者の皆様もさぞかしお喜びのことと存じます。ご多忙の中、臨席いただきましたご来賓の皆様に、厚くお礼を申し上げます。

本日の式典には、大阪観光大学に入学を許可された、観光学部182名、国際交流学部72名の計254名の学部生、および日本語別科生、さらにはディプロマコース生が出席しています。

さて、皆さん、皆さんが入学された私たちの大学の名前は、「大阪観光大学」です。日本にはたくさんの大学がありますが、大学名の中に「観光」という言葉が入っている大学は、私たちの大学だけです。つまり、まさに、「オンリー・ワン」の大学です。大阪観光大学は、「観光について学ぶ大阪にあるきわめてユニークな大学」ということになります。

実は、「観光」という言葉はきわめて多様な意味を含んでいます。一言で言い表すことは難しいのですが、「人が何かを求めて地球上を移動すること」が観光であると言っておきましょう。そして、その移動自体が経済、社会、文化、さては政治まで関係してくるというベクトルを持っています。

日本を舞台とするその象徴的なイベントが、来年の東京オリンピックであり、2025年開催予定の大阪万国博覧会であります。世界から大勢の人々が日本にやってきます。移動してきます。それを迎え入れる観光業界では、優れた人材が必要になってきています。特に、大阪万博は、皆さんの卒業を待ち望んでいるはずです。

このように、グローバル時代を迎えた21世紀は、人々の移動がますます激しくなるのは間違いありません。「21世紀は観光の世紀」であります。

ところで、大阪観光大学には、二つの学部が用意されています。おおまかに言えば、「人の移動を具体的に支援する実務的な面を学ぶ」のが観光学部で、「人の移動に伴う文化や社会の相互理解を促進する力を学ぶ」のが国際交流学部です。二つの学部は、「観光」の持つハードとソフトの二つの面をカバーしており、相互補完の関係にあります。

さて、皆さんに真っ先に伝えておかねばならないことがあります。それは、まさにこの4月の新年度から始まる「スタジオ制」です。おそらく、皆さんは、これまであまり聞いたことがないと思います。カリキュラムそのものの体系も大きく改革されましたが、「スタジオ制」はそのカリキュラムを学修する皆さんを全面的に支援する全く新しい制度です。

「スタジオ」というと、テレビ局やラジオ局の設備を思い浮かべるかもしれませんが、「スタジオ」の本来的意味は「仕事場」です。今回の私たちの「スタジオ制」を、わかりやすく言えば、「あるテーマのもとに関心のある学生が集まり、一人ないしは複数の教員を軸にして、皆で一緒に仕事をする場」といったところです。皆さんの生活の中心がスタジオになります。スタジオでは、学修を中心とした日ごろの生活から就職を含めた進路までを、全面的に支援します。その意味では、スタジオは一つの大家族ともいえるでしょう。

 皆さんは、この「スタジオ制」の下で学ぶ最初の学生となります。「スタジオ第一期生」です。是非とも、それぞれの所属のスタジオで生活し、大きく成長されんことを祈っています。

もう一点、勉学の上で重要なことがあります。それが、外国語学修です。母語が日本語の方は英語を、母語が日本語でない方は日本語を、それぞれマスターしてください。外国語は学生生活全般を支える大切な基盤であり、21世紀を生きる者にとっては生涯を通して必要なツールです。私たちの大学では、徹底した言語教育を用意しています。大変かもしれませんが、果敢にチャレンジしてください。

大学時代は、人生の中で最も勉学に没頭できる時期です。今のこの時間を逃してしまうと、後で後悔することになります。皆さんがスマホやバイトに時間を使うのは、ある程度理解できます。しかし、スマホやバイトに溺れると、浮かび上がるのは困難で、一生を棒に振ることになりかねません。勉学を中心としたバランスのある生活設計を立ててください。

さて、キャンパスには、日本はもちろんのこと、世界の各地から集まったきわめて多様な友達が溢れています。教員も個性に満ちた人ばかりです。職員は全員が「学生ファースト」をモットーにしています。スタジオを中心とした学生生活を十分に楽しんでください。

最後に、私の大好きな言葉を紹介します。それは、「Small is beautiful」という言葉と「Small is powerful」という言葉です。「小さいから輝く」「小さいものこそ、力を秘めている」といった意味です。

まさに、この大阪観光大学はいわゆるマンモス大学ではありません。本当に小さい、小さい大学です。しかし、小さい大学だからこそ学べるものがあり、発揮できる力があると信じています。

以上をもちまして、大阪観光大学平成31年度入学式の式辞といたします。

平成31年4月1日
大阪観光大学学長 赤木 攻

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