Osaka University of Tourism’s
Web magazine”passport”

「passport(パスポート)」は、観光や外国語、国際的な話題を切り口に、大阪観光大学の学びや取り組み、その魅力を発信するWEBマガジンです。
本学教員による記事を中心に、大学の特色や観光分野に関する知見、国際社会とつながる視点をわかりやすく紹介しています。
観光業界や外国語、国際交流に関心のある方にとって参考となる内容をお届けしていきます。
「文化・自然遺産論」百舌鳥・古市古墳群フィールドワークのご報告
2026年6月20日に「文化・自然遺産論」の授業の一環として、百舌鳥・古市古墳群にフィールドワークに赴きました。
このフィールドワークは、文化遺産の保存と利活用を知ること、仁徳天皇陵古墳を含む「百舌鳥・古市古墳群」が世界文化遺産に登録された経緯を学ぶことを目的に実施しています。自由参加にも関わらず、27人もの学生が、熱心に活動に参加していました。
当日は雨模様にもかかわらず、運が良いことに「おおさか堺バルーン」に搭乗することもでき、仁徳天皇陵古墳を空から眺めることができました(写真1,2)。また、世界遺産への登録の経緯を学ぶため、堺市博物館の参事で百舌鳥古市古墳群の世界遺産登録に関わった十河良和先生から実際の遺産登録において、どのように「顕著な普遍的価値」を説明したのか、登録を目指す上での困難などをお聞きすることができました(写真3)。特に印象的だったのは、文字が一般的ではなかった古代日本において、墳墓の大きさが身分や権力を示す重要な手段であり、それが古代の他の政治体制と比べても特徴的な社会のあり方を示している、という説明です。また、世界遺産登録に向けて、開発、とりわけ建築物の高さ制限を地元住民と調整することが大きな課題であったというお話も、興味深いものでした。
今回のフィールドワークを通して、文化遺産は現地に赴き、自分の目で見て確かめることが重要だと改めて実感しました。学生にとっても貴重な学びの機会になったと思います。

写真1 「おおさか堺バルーン」前で記念撮影 
写真2 気球から俯瞰して見える「仁徳天皇陵古墳」 
写真3 堺市博物館での様子
文責:観光学部講師 斉藤穂高








