Tourism passport web magazine

学校法人明浄大学 大阪観光大学

〒590-0493
大阪府泉南郡熊取町
大久保南5-3-1

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大阪観光大の学生や教員が運営する WEBマガジン「passport」

Osaka University of Tourism’s
Web magazine”passport”

「passport(パスポート)」は、観光や外国語、国際ニュースなどをテーマに、 大阪観光大学がお届けするWEBマガジンです。
記事を書いているのは大阪観光大学の現役の教授や学生たち。 大学の情報はもちろん、観光業界や外国語に興味のある方にも楽しんでいただける記事を定期的に公開していきます。

「似ている」ものを発見する

私たちは、どこかの町や都市を訪れるさい、その場所ならではの風景や食べ物などに特に注目し、記憶に留めるだろう。たとえば、四川省の成都に行けば、諸葛孔明や劉備玄徳ゆかりの「武候寺」、本場の麻婆豆腐、古い町並みを再開発した「錦里」や「寛窄巷子」、茶館などが、そのような対象となっているはずである。大概それらが成都に対するイメージとなる。

このように、「違い」から一つの場所を観光するのもいいが、同時に「似ている」ところを発見するのも面白い。

中国出身の私は、日本で10年余り生活してきた。思えば最初は、日本と中国の違いに目を向けることが多かった。年に一度四川省に帰省する時も、「やっぱり違う」と自分で納得していた。しかし、いつか「似ている」ことに気づくように変わってきた。同じチェーン店のカフェがある、冬のイルミネーションがどちらも年々綺麗になっている……。
2019年の正月に、成都でまた面白い「似ている」ものを発見した。

一つは「文殊院」というお寺で、多くの人が祈願を書いた紙を奉納していた。この新しい祈願の形は、なんと日本の絵馬に「似ている」。そういえば、最近大阪市内の神社で絵馬をかざる中国人観光客を見たこともある。

もう一つは「大慈寺」というお寺で、漫画風の小僧のキャラクターに出会った。「ゆるキャラ」は日本ならではの文化だと思い込んでいたが、なんと千年以上の歴史のある中国のお寺にも登場したのだ。

違う視点からの「似ている」といえば、「大慈寺」の近くの本屋には、日本語で書かれた本や中国語に翻訳された日本の本が、たくさん置かれている。近くには無印良品の店舗があり、抹茶アイスクリームの店があり、「東京大人気」と書かれたスイーツのカフェがある。さらに伊藤洋華堂(イトーヨーカドー)の成都一号店があり、その隣には伊勢丹もある。

まだまだ日本と「似ている」ものがたくさん存在している。今度成都を観光するさい、あなたは何を発見するのだろうか。

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