Osaka University of Tourism’s
Web magazine”passport”

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仏教芸術(世界文化遺産・国宝等)を楽しむ会のご報告
2026年9月8日、「調査研究2・3」の授業の一環として、「ボストン美術館共同企画・特別展・南都仏画〜よみがえる奈良天平の美〜」(於・奈良国立博物館)を見学しました(有志のみ)(写真1)。展覧会では、米国ボストン美術館と奈良国立博物館などが所蔵する国宝級の南都仏画(古代より奈良に伝えられた仏教絵画)を中心に数々の名品が展示されていました。
例えば、ボストン美術館所蔵「釈迦霊鷲山説法図」(東大寺に伝来した天平仏画の最高傑作)には、インドの霊鷲山(りょうじゅせん)で説法する仏教の開祖・釈迦が描かれています。釈迦の姿を詳しく見れば、円形の頭光(ずこう)や着衣の衣文線(えもんせん)に、細く切った金箔で飾った痕跡があり、また、光背(こうはい)(仏の体から放出された聖なる光を可視化したもの)や蓮華の花弁には、同系色を段階的に塗り分けた彩色法が用いられています。この仏教絵画からは、古代の日本人が仏教を華やかで光輝に包まれた永遠なるものとして捉えていたことがよく窺われます。
次に、世界文化遺産・興福寺の東金堂・中金堂・国宝館を見学した後、南円堂(西国三十三所第九番札所)を参拝しました(写真2)。参加した学生からは、出身国のミャンマーにも仏像はあるが、日本のものと比べて種類や表現にかなり相違があるので、さらに調べてみたいという意見がありました。

〈写真1〉 奈良国立博物館前 
〈写真2〉 興福寺・南円堂前
今後、学生は、夏休みの課題として見学内容をまとめ、後期の授業でパワーポイントを用いて発表する予定です。
文責: 観光学部 教授 宗教学 博士(文学)
〈参考文献〉
奈良国立博物館編(2026)『ボストン美術館共同企画 特別展 南都仏画〜よみがえる奈良天平の美〜』奈良国立博物館










